COLUMN

~宮地陽子のGO FOR 2024~海外日本代表候補選手奮闘記
今野紀花「“今”に勝っていけば絶対に先に繋がっていくって思っているから」


 ルイビル大の今野紀花にとって、昨シーズン最後の光景は、NCAAトーナメントのエリート8(準々決勝)で敗れ、相手のスタンフォード大の選手たちが試合後のコート上でファイナル4行きを喜び、祝っている場面だった。ハーフタイムで二桁のリードを取りながら、逆転負けを喫した悔しい敗戦。ロッカールームに戻る前に、ルイビル大ヘッドコーチのジェフ・ウォルツは選手たちに、「この光景をよく見て覚えておくんだ。今の気持ちを忘れるな」と言った。

「自分たちが目標としていたところに行くということがどういうことなのか、目に焼き付けてほしかったんだ」とウォルツHCは振り返る。「いつもより多くシュート練習をするとき、プレーを磨くために努力しているとき、疲れたり、身体が痛いとき、それでも努力するのは、次こそ自分たちが喜ぶほうになりたいからなんだ。そういうことを覚えていてほしかった」

 今野は、目標としていたファイナル4に届かずに敗れたことは悔しかったが、NCAAトーナメントでプレーできたことはとてもいい経験だったと言う。その前年、1年のときにはコロナ禍でシーズンが中断し、NCAAトーナメントも行われなかったのだ。

「観客はいなかったので、雰囲気は(例年とは)ちょっと違ったと思うんですけれど。アメリカ中のトップのチームが集まって、そのチームのみんながエネルギーかけている思いとか、レベルの高いバスケットボールを体感したり、見たり。独特の雰囲気も味わえて、すごく楽しかったです」



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